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2014/01/01

CF-Y5のバックライトを修理しました

私はPanasonicのCF-Y5というノートPCを愛用しています。もう引退寸前のスペックなのですが、液晶画面の広さ(14.1inch 1400×1050ドット)とキーボードの良さと軽さに、なかなか手放せません。


しかし、やはりノートPCの宿命でしょうか... バックライトが点滅しはじめたと思ったら、全く光らないようになってしまいました。しばらくは別のノートPCを使っていたのですが、やっぱり愛着のあるCF-Y5の方が使い勝手が良いのですね。という事で、バックライトを交換して復活させてみる事にしました。

先ずは状態を確認するため、バックライト周辺がどうなっているのかを確認してみましょう。このパソコンの液晶パネルまわりの分解は結構単純でして、パネルヒンジ付近のネジ(左右2個づつ)を外したあとは、マグネシウム製の天板をかしめている爪を折らないように少しづつ外してゆく...という手順です。


さて、天板が外れました。でかいパネルですね...


今時の仕様と違いバックライトはCCFL(冷陰極管:蛍光灯みたいなもんです)を使っていますが、あらら~... CCFLの端子がなんか焦げてたりしてますね。これは、CCFLとインバーター(CCFLにくわす高電圧を生成するモジュール)の両方が故障している可能性があります。


ということで、下記で代替部品を調達しました。
■ CCFL = 有限会社マスターで980円(送料なし:世田谷の店舗で直買い)でした。
■ インバーター = shop8888で2,700円(送料込み)でした。


では修理を開始しましょう。先ずはCCFLを交換するのですが、なんとCCFLの取り外しには本体の一部を切断する必要があります... 自己流ですが笑。↓写真の赤部分の樹脂パーツを削ってしまいましょう。



左右ともにCCFLの端子カバーを外してケーブルの半田を取り去ると、CCFLがするすると抜き取れます。


CCFLにスペーサー(小さいシリコンのワッカ)が3個付いているので、千切らない様に慎重に取り外して、交換するCCFHに嵌め直しましょう。


次に新しいCCFLにケーブルを半田付けするのですが、ここは高電圧がかかる部位なので、しっかり絶縁をしておくべきですね。もともと付いていた透明の絶縁部品はCCFLを外す際に切ってしまったので、熱収縮チューブを重ねて似たような構造で被服を構成しましょう。


最後にインバーター基板を置き換えます。接続端子はコネクターなので半田作業不要でラクラクですね!! なお、インバーター基板はCCFLと異なり、ノートPC毎に特化したモジュールになりますので、あんまり古いマイナーなノートPCでは互換品が手に入らないかもしれません。幸いPanasonicは保守部品が沢山流通しているので助かりましたが、入手したものを見ていると、使用している部品が少し違っていますね。


...やったー直りました~!! いや~、また暫くの間はこのノートPCを使ってゆく訳ですが、Vistaだし、もっさり動作だし、やたらHDDアクセスしてるし、、、 でも何だか超嬉しいです。物を直すのって楽しいですよね。


この程度の修理であれば私ごときでもできちゃいますので、今回のように数千円の部品代だけで済むなら、みなさんもチャレンジしてみてはいかがでしょうか? 

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1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

このブログを見て、Panasonic CF-Y5LW8AXR のバックライト修理が出来ました。
冷陰極管のみの交換で済むか、と思いましたがだめで、とインバーターも交換となりました。
作業は写真を参考にしましたので、ほとんど迷うことなく進めることができました。
ありがとうございました。 2017-0205 かずさん